未だにはびこるウエイトトレーニングはスポーツ選手は必要がないという謎の理論

本日紹介する記事の内容はウエイトトレーニングはスポーツするうえで必要か否かという内容です。

私の見解を先に述べさせてもらうとウエイトトレーニングは必要だと思います。というかなぜ不要論が存在するかがよくわかりません。じゃあむやみやたらに筋肉をつければスポーツの能力は向上させられるのかそこもまた違うと思います。ウエイトトレーニングの中でも競技によっては効果がある種目もあるだろうしない種目もあるだろう。

 

では、よくウエイトトレーニングなんかする必要がないという人がいますがその人たちの意見をまとめると以下のようになっています。

 

筋肉をつけると俊敏な動きができなくなり意味がない。

筋肉をつけているボディービルダーは全然スポーツで活躍できないじゃないか

スポーツで付けた筋肉こそがナチュラルで必要な筋肉は競技の中で付けていくべきだ

ウエイトで筋肉をつけるとバランスが悪くなる

 

そもそもこのようなことを主張するような人たちは一般的には年齢層が高めで現在指導する側に回っている方たちが多いように思えます。しかしこのような人たちが受けてきたトレーニングとは今じゃ考えられないようなトレーニングばかりしているような人たちばかりです。例えば昔で言えば部活中に水を飲むな。水を飲むとすぐにばてるといった謎の論理を働かせ教育されてきた人たちです。さらにうさぎ跳びや無駄に永遠と続くダッシュをさせられるなど短距離選手のようなスピードトレーニングをしたいのか長距離選手のような体力をつけたいのか目的がよくわからないようなトレーニングです。きちんと自分で知識を身に着け自分を実験台にして試した人がどれだけいるのだろうか。否定派の人たちはほとんどこういったことを自ら試した人たちはいないと思います。もしくは身体能力が怪物のような人で地獄のようなトレーニングも根性で乗り切ってしまった人たちだと思います。

 

先ほど述べた上の例から、筋肉をつけると俊敏な動きができなくなり意味がないという話でありますが何をもって俊敏というかわかりませんが、短距離選手のような速く走るといった意味でこの意見を取るとします。しかし今世界一速く走る選手をご存知でしょうか。そうですウサインボルトです。あの0.01秒を争う競技で活躍するウサインボルトでもウエイトトレーニングはきちんとやっています。ボルトはもともと脊柱側弯症という病気を持っていてその怪我のリスクを抑えるためにもウエイトトレーニングをやり体重を10キロも増加させています。(NHKミラクルボディーより)

 

続いて、ボディビルダーの筋肉は使えないということについて。あのような筋肉をもってしても速く走ることもできないではないかということだそうだが、結論から言うと当たり前でしょということです。そもそも違う競技の選手を引っ張ってきて論争すること自体間違えなのです。例えば陸上の長距離を走れる選手が水泳の長距離も泳げるか、答えはNOですよね。ボディビルダーは重い重量を持ち上げ自身の筋肉を最大限でかくして競い合う競技です。もちろんその筋肉がほかの走る競技になると可動域が狭くなり走れなくなったり重い筋肉を動かす必要があったりするので当然です。ならば今度は柔道の選手とベンチプレス対決をしてボディビルダーの人が勝ったら柔道選手は弱いのか。そんなわけありませんよね。ということでほかの競技を引き合いに出すのはまずナンセンスだということがわかってもらえたのではないでしょうか。

 

そして最後にウエイトトレーニングで付けた筋肉ではバランスが悪くなるといった話ですがこれは単なる指導者側の知識不足ではないでしょうか。そもそもウエイトトレーニングは人によってさまざまで、ベンチプレスで胸に入りやすい人もいればそうでない人もいる。手首を返すか返さないかで全く違った部位を鍛えていることもある。胸に入れたければベンチなのかダンベルなのかフライなのかプレスなのかそもそもその競技に胸を使ったトレーニングは必要なのか、たくさんの知識が必要です。

そんな中知識がない指導者が一様にウエイトトレーニングをさせても怪我をさせたりするのがオチだと思います。

おそらくたくさんの知識を身に着け自分で実践している人たちは知識が豊富になればなるほど簡単に指導することが難しくなってくると思います。ウエイトトレーニングは選択の幅がとても広いのです。

ではどうすればいいか、それは様々な人の意見を聞き上記の知識が豊富で自分で実践しているトレーナーや指導者に指導を仰ぎ、自分に合った方法を競技者自身が少しずつ身に着けていくことしかないのです。そして最適な方法を確立していくことが大切なのではないでしょうか。

 

まあ日本のスポーツではいまだにプロテインのことをやばい薬と思っている人がいたりまだまだ根性論が先行しているのが現状ではないかなと思います。

なのでこれから先たくさんの議論が巻き起こってほしいなあという思いです。

以上で今回の記事はしめたいと思います。少し文章が変な感じになってしまい申し訳ないですがご了承ください。