武井壮の運動理論がスゴイ!全部のスポーツに通用する考え方

百獣の王 武井壮。

そんなキャッチーで変な異名とは裏腹に彼のスポーツ選手としての実力は本物で陸上十種競技の日本チャンピオンである。

武井壮は四十を超えてなお、運動能力は衰えない。100メートルを十秒台で走るという驚異的なスピードでマスターズ世界陸上4×100メートルの選手の一人として見事金メダルを獲得している。また個人では世界マスターズ室内陸上競技大会Mクラス(40~44歳)で室内陸上の60メートル走出場。決勝で7秒40を記録し、世界5位に入賞した。

そんな武井壮の運動理論が目からうろこで、とてもためになると感じた。これは今スポーツを頑張っている人だけでなくそれを指導する人たちすべてにためになる話だと感じたので今日ここに記述する。

 

武井壮はそれぞれのスポーツにはそれぞれコツがあるという。

しかしそのスポーツをたくさん練習する前にやっておくべきことがあるという。自分の体を動かす技術を上げておかなければならない。頭で考えていることと実際にやっていることが違えばなかなかうまくいかない。このずれが生じている状態で反復練習をやるので技術が身につかない。たとえ一つのスポーツが上手でもほかのスポーツに移ると下手になる。能力値を示す円があるとして反復練習をするだけではその円が縦に伸びているだけで中の相対的な面積は変わっていない。ゆえに少し横のスポーツに行くと途端に素人になってしまう。

 

武井壮は少年時代野球で毎打席ホームランを打てなかったことが不思議だったという。その疑問を解消するためにいろんな人に聞いたがかえってくる返事はプロ野球選手でも打てないから当然だよという返事。

ではホームランを打てるのは偶然なのか、そう武井壮が聞くと、群然というかそれに向けて練習してその能力を伸ばしたら打てる確率が少し上がるんだよ。そんな偶然でしか行かないことに一生をかけるのかと考えるようになった武井。

そんな時自分の父親がビデオカメラでピッチングを取ってくれて確認をしたところ衝撃を受けたという。当時あこがれだった西武ライオンズのピッチャーの真似をして投げていたのにフォームが全然違った。

その時思ったことが自分は目に見えていることを動作することはできても目に見えないところで体を動かすことはできていない。頭で思ったことを思った通りに動かせているつもりなだけで動かせていなかったと感じたという。

 

それではじゃあスポーツの技術練習をやっておく前にやってほしいこととは。

まず自分の腕を真横に上げてみてほしいという。意外と真横に挙げられない人が多い。これは実はスポーツにおいて致命的だと語る。

なぜならスポーツをするとき、例えば野球なら投げる時も打つ時も腕は見えていないしバットも見えていない。見えていないものを動かそうとする。腕を真横に上げるというスポーツをしていない時でも体がずれているのにスポーツをやっているときには必ず、ずれているということだ。真横に腕を上げるという動作を覚えたらからと言ってスポーツが上達したわけではない。一つだけたぶん真横であろう場所を覚えたということになる。こういうのを一つずれていてスポーツをするのと一つ基準があってそこから考えてスポーツをするのとでは伸びるスピードが違うと武井は語る。

そうして自分の体を頭で描いた通りに動かせるようにしていったということだそうです。

武井自身、十種競技では技術練習よりもこういった自分の体を動かすための練習のほうが大事にしていたという。

 

 

 

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